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l'Atelier de foyu の日記ブログ

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Iceberg,Climbing

バラ開花の様子第6段は「Iceberg,Climbing」。

日本語表記では「つるアイスバーグ」もしくは「アイスバーグ・つる」などと書かれていることが多いです。
アイスバーグというのは先に木立性のものがあり、そこからつる性のものが改良されてできた・・んだと思います。
一番メジャーで、世界で一番愛されてるバラだそう。

このバラを選んだ理由は、最初はまず、隣家との境目に植える植物が欲しかったのです。
でも幅が1M程度しかない通路なので樹木は無理(いずれ枝が張ると我が家の敷地内では収まらなくなると容易に想像できるから)。
じゃあそれに代わるものは・・とそんなことをずうっと考えてたある日、「あ、そうだ!樹木がダメならつるバラを壁面仕立てにしたらどうだろうか!?」と閃いてしまいました。
これがそもそものバラに嵌りだした瞬間だったのですね。
考えれば考えるほどその閃きがとても魅力的なことに感じられ、じゃあどのバラを植えようか・・とネットで調べるうちにどんどんと深みにはまり・・結局その後6種類(ロサカニナはこの以前からあったので)も迎えてしまった!!わけなんですねーー。

隣家との境目に植えるバラなので、いずれ2階の窓まで届くクライミングタイプのバラがいい。
しかしとにかくバラ初心者なわけだから、「棘が少なくて」「性質が強健で病気知らずで」「日陰でもOKで」「手入れに手間暇かからないバラがいい」という条件で探しました。
探すと何種類か候補がでてきたんですが、いかんせんバラ初心者。
それまでバラ園には過去に1回だけ連れていかれたことはあったけど当時はさして興味がなかったのであんまり記憶に残っておらず・・・バラについて何の情報も持っていない状態で1つのバラを選ぶのは至難の業。
しかもそれを閃いた季節は冬だったので実際のバラを目で見たくても咲いていない。
本とネットの情報だけを頼りに日々検索検索・・・。しかし調べれば調べるほど頭が膿みました・・・。
あまりに膿むので放棄したい気分にもなるにはなったんですが、それでも頭を占めるのはバラのことばかり。
寝ても覚めても「バラバラバラ・・・」!!!

そんな日々を2ヶ月くらい過ごしたでしょうか(笑)。
その頃になるとだんだんどうでもよくなって・・きたりこなかったりをぐるぐる繰り返すようになり、しかしこんなことを繰り返していては植える時期を逃してしまう~~~!ええいっ、ここは世界中のバラ好きに愛されてるバラだったら初心者だって育てられるはず。間違いないでしょう!!!
と無理やり自分を納得させて注文したのがつるアイスバーグだったというわけです。

・・前置きが長くなりました~~。
そんなわけで我が家に迎えたつるバラ第一号のつるアイスバーグ。
開花の様子をとくとご覧あれ。


100620rose_ic01.jpg
他のバラ達が咲き始めた5月10日
あとちょっとで咲きそうなんだけど・・

100620rose_ic02.jpg
2日後、だんだん綻んできました!
明日には開花するでしょうか!?

100620rose_ic03.jpg
さらに2日後
かなり綻んできたけど・・まだ初開花と大きな声で言えない状態よね・・
でも他のバラはこの後パカッと開いたから明日かな!?ワクワク!!

100620rose_ic04.jpg
くぅぅ~~~、前日に比べれば開いてきたけど・・
焦らすのが得意ね!?

100620rose_ic05.jpg
祝、初開花!!!!!

・・と言っちゃっていいかな?いいよね?

焦らしに焦らされてようやくお目見えした白バラは、やはり美しい!!!
白雪姫の名の通りですね!!!

そう、アイスバーグとは氷山という意味ですが、このバラには別名があるんです
それはシュネーヴィッチェン
シュネーヴィッチェンとは白雪姫のこと

100620rose_ic06.jpg
長い眠りから覚めた白雪姫は明るい笑顔を振りまきながら次々開花していきます

100620rose_ic07.jpg

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それはもう、数えきれないくらい沢山咲いてくれました

惜しむらくは隣家との通路のため、写真を撮る角度が制限されることです
全体像を撮りたくても上手く撮れません・・くやし~~~(涙)
(だって角度を変えて撮ろうとするとお隣さんの裏口だとか倉庫だとかが入り込んでしまうんです。。。白雪姫とのコラボには美しくなさすぎです。。。)

100620rose_ic10.jpg
終わりがけの花も楽しみました
グラハムトーマス、マダムアルディとともに水を張った器に浮かべて・・・


この後、23日の大雨でかなり散ってしまいましたが、その後もポツリポツリと咲いてくれました。
つるアイスバーグは返り咲く品種ですが、株が充実してこないと返り咲かないそうです。なので今年はもうこれでおしまいでしょう。
その後は花柄を摘んでお礼肥えを与えて只今養生中。ちょいちょい虫様がやってきては葉をかじっていきますが虫達とは共存関係を望んでいるので少々のことは目を瞑りますヨ。
そして現在、サイドシュートをぐいぐい伸ばしてかなり大きくなってきてます。来年がとても楽しみです。

【Iceberg,Climbing】
・クライミング フロリパンダ系
・1968年 B R Cants(イングランド)作出
・返り咲き
・つる性
・中輪 半八重咲き
・微香
・樹勢 強(3~4m)
*中輪の木立アイスバーグの枝変わり
*元のアイスバーグは世界バラ会の殿堂入り品種
*世界中の人がいろんな気候や環境で楽しみ、評価しているバラ
*別名 Schneewittchen, Cl. Fee des Neiges, Cl.

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Mme. Hardy

*文面を少し追加しました(6月14日朝)

バラ開花の様子、第5段は「Mme. Hardy」。
読み方はマダムアルディ、またはマダムハーディ です。

バラを植えるにあたり、最優先したことは病害虫に強い強健種であることと初心者向け品種ということ。そしてつい見落としがちになることだけど「棘が少ない」ことでした。
でもでも、マダムアルディだけはその条件から外れていたとしても絶対植える!と決めてました。
なぜなら一目ぼれしたバラだから(笑)!
幸いなことにこのバラは丈夫なバラでした。ただ棘の状態だけが不明で・・でも取り寄せちゃったのでした。

届いてはじめて棘の様子を見ることができたのですが、多からず少なからずだったので、ほっ。
(でも6月現在、新枝が伸び始めてて、そこにはびっしりと棘棘棘(汗)。しかし新しい枝の棘はとっても柔らかいんです。ふにゃふにゃなの。なので全然痛くないです)

さて、ではその一目ぼれしたバラの開花の様子をどうぞ~。

100613rose_mh01.jpg
5月10日、蕾がふっくらしてきました。いよいよカウントダウン!

100613rose_mh02.jpg
12日の朝
ほんのりピンクが乗った蕾はまさに桃まん(笑)!

100613rose_mh03.jpg
13日、一番最初のお花が開花しました~!なんてなんて、美しい!!!
くしゅくしゅと折り重なった白い花びらの中心にしべが変化したというグリーンアイがはっきり
現代バラとは全く趣が違う、オールドローズらしい佇まいに狂喜乱舞です

楽しみにしていた香りは「ダマスク香」と言われる濃厚な香りで、我が家に迎えた他のどのバラよりも強香でした
例えるなら香水の香りというか・・(ボキャブラリー貧弱ですみません・・)
香水の強い匂いは苦手なんですが、植物の自然な香りは大好きなので、何度も何度も顔を近づけてくんくんしちゃいました

・・ところでこの写真、撮ったのが夕方だったので少し薄暗いでしょうか?
では・・日中の写真をどうぞーー!

100613rose_mh04.jpg
ふんわりとやさしい雰囲気なのに凛とした気品さえも感じられます

カタログなどでは「純白色」と書かれていることが多いのですが、我が家は朝陽が当たる場所に植えたので光合成が盛んなんでしょうか、先日のSnow Gooseといい、どうもピンクが乗りやすいようです

もう少し眺めていたいので、開花の様子を再度・・

100613rose_mh05.jpg

100613rose_mh06.jpg

100613rose_mh07.jpg
この咲き具合、ティーカップ&ソーサーと言っちゃっていいのかな・・ダメかな・・(ちょっと自信ありません)
でも一番外側の花びらが大きく開いてる姿はまるでドレスのすそを大きくまくって笑顔全開で走ってくるような(1800年代作出のバラですからドレスのイメージです~)、おてんばなお嬢様といった感じじゃないですか?
名前はマダムですけど、とてもチャーミングでかわいいと思います

100613rose_mh08.jpg
朝陽の中ではどうしてもピンクが強く出てしまうようなんですが(写真だからというわけではなく、肉眼で見た時にピンクが強く見えました)、太陽の位置が変わって家の陰に入るようになると、このくらいの白です
ピンクを内包した白、なんでしょうね

我が家に来たマダムアルディの株は大変優秀だったので、初年度とは思えないくらい沢山咲いてくれました
むしろこんなに咲かせちゃまずいのでは・・と冷や汗ものでしたが、うれしくてうれしくてつい全部咲かせてしまいました
この写真でもいくつか咲いてるところが見えると思いますが、トータル数は数えなかったのだけどでも確実に50以上咲いたと思います

さてもう一度ころんころんの姿を・・(笑)

100613rose_mh09.jpg
何度見てもかわいいです(親ばかです)

この頃、忙しい友人に差し入れた花束・・
100613rose_mh10.jpg
マダムアルディとつるアイスバーグ(後日記事にします)をささっと束にして渡しました
こうしてみるとやっぱりマダムアルディはピンク系の白ですね

【Mme. Hardy】
・Damask 系
・1832年 Eugene Hardy (フランス)作出
・一季咲き
・半つる性(人の背丈ほどの大型シュラブ)
・中輪 クォーターロゼット咲き
・強香(ダマスク香を含む甘く濃厚な香り レモンのような香りとも)
・樹勢 強
*オールドローズを代表するバラ
*マルメゾン宮殿の庭師だったアルディが妻に捧げたバラ

Snow Goose

バラ開花の様子、第4段は「Snow Goose」。
(開花の様子は咲いた順で纏めています)

100609rose_sg01.jpg
10日の夕方、だいぶ膨らんできましたがあと一息!といった感じ
蕾の先がうっすらピンクなのは、たぶん気温だとかそういったことが影響していると思われます

100609rose_sg02.jpg
12日の朝、ぱかっと開いてました!
か~わ~い~い~!!
咲き始めはうっすらバニラ色でした(よかったピンクじゃなくて・笑!)
バラというと大きめの花びらが重なってるイメージですが、このスノーグースはデイジーのような細めの花びらが重なっているバラです

丸花&野の花系が好きなのでぜひとも我が家に来てほしい!と願って取り寄せたバラです

100609rose_sg03.jpg
翌日の夕方には白く退色してました
これが本来のスノーグースの色 ・・のはず
咲き始めのバニラ色は、朝日の当たる場所にいたので日光の関係かもしれません

100609rose_sg04.jpg
咲き始めのとあと数日で咲き終わるのとのコラボ
この時の咲き始めの方はかなり色が濃いですねー

100609rose_sg05.jpg
たぶん上のと同じ花の、夕方の姿です
朝は黄色が濃かった方も夕方には色が抜けて白に近づいてきていますね


スノーグースはそのままずばり「白い雁」という意味です。
咲き終わって地面に散った花びらの様子がふわふわの羽毛のよう、というところから名づけられたそう。
我が家では、今年はまだそこまでの花数がなかったし、風が強い日は余所様のお宅まで花びらが舞っていってしまうのでこまめに花柄摘み&掃き掃除しています。なので地面に羽毛が積もる状態はなかなか見れそうにないのだけど、いつか見てみたいものです。

このスノーグースだけが我が家で四季咲きのバラ(返り咲きと表記されてる場合もある)。
なので6月に入った今もまだ蕾が上がってきていてポツリポツリと咲いています。
5月に勢いよく咲いたその後、頃合いを見て家の南面に植え付けました。上手に育てられれば3年後くらいには南面の壁がスノーグースでおおわれる・・だろうと思います。その日を夢見ていますが果たして上手くできるでしょうか。・・ガンバル。

【Snow Goose】
・大きいシュラブ または 小さいランブラー
・1996年 David Austin(イギリス) 作出
・四季咲き または 返り咲き
・小輪 ポンポン咲き
・微香(甘いムスク系の香り)
 *我が家のはほとんど香らない
・樹勢 強
・ベーサルシュートは更新しにくい

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